第2回 入門書籍のご紹介
武相荘の住人の白州次郎・正子夫妻には、幼少期からそれぞれたくさんのエピソード残っています。
正子さん自身もたくさんの本を書かれていますし、次郎さん(私の中では正子さんが呼ぶ「ジロちゃん」という印象が強くてこんな風にかくとなんだかくすぐったい感じになります)も語録のようなものから、彼の生き方を描いた本までいろいろな本が出版されています。
その中で、今回は入門書としてオススメしたい2冊をご紹介します。
心に残る正子の言葉
私が白州夫妻を知ったきっかけは、川村二郎「いまなぜ白州正子なのか」という本を借りたからでした。
この本には、白州正子がどんな方だったのか、そして正子が話した言葉が言葉がどん!っと大きく載っていて、読んだ後にその言葉たちが心に残っていきます。
「好きなことを何でもいいから一つ、
井戸を掘るつもりで、とことんやるといいよ。」
川村二郎「いまなぜ白州正子なのか」 より
素敵な言葉だと思います。こんな風にいえるくらいになりたいですね。
そして、「ウチのジロちゃんの・・・」と正子さんがご主人の次郎さんのことを話すエピソードもなんだかほほえましいような感覚になります。白州正子は文化や芸術などご本人もたくさんの書籍をかかれていますが、まずは彼女の生き方をのぞいてみるという意味でこの本は入門書としてオススメできると思います。
プリンシプルと次郎の戦い
そして、ご主人の白州次郎。
私にとってジロちゃんはカッコよくて、たたかう男のイメージ。そしてゆるぎないプリンシプルを持つ男。
中学生のころから車を乗り回していたとか、英国時代の話などは正子同様、住む世界が違いすぎてほんとにこういう生活をしていた人がいたのか・・・と思うほどの生活ですが、戦後の日本国憲法改正の話は、今もこの日本でつかわれているこの憲法ができるまでにこんなドラマがあったのかと驚きの連続です。
昨年NHKで放送された「白州次郎」でもそのドラマが繰り広げられていましたがTVを見損ねてしまった方には、次郎のカッコよさと次郎の戦後の新たな戦いっぷりをぜひ文庫本にもなっている北康利「白洲次郎 占領を背負った男」で体験していただきたいと思います。
ほれますよ。きっと。
(2010.1.15 える)



ちひろ
える
