第2回 MOTHERの思い出に残るシーン
小学生のときからMOTHERシリーズを始めたMOTHER歴17年の「える」と、大人になって始めたMOTHER歴1年の「ちひろ」。
2人ともMOTHERシリーズで思い出に残っているシーンを話し始めたら、あれもこれもと出てきてとまりません。2人ともMOTHERの「普通の中のちょっとした仕掛け」のとりこになってました。
ピンク色の不思議な世界「マジカント」とちょっとせつない「フライングマン」。
MOTHERシリーズでは有名な、脱力系キャラクター「どせいさん」。
そして、こどもには怖い「ムーンサイド」とちっちゃくなっちゃう「地底大陸」。
第2回の今回は、ちひろとえるがそんなMOTHERの思い出のシーンを語ります。
ピンク色の不思議な世界「マジカント」
- える
- MOTHERシリーズで印象にのこっている場面といえば、私はMOTHERに出てきたピンク色の不思議な世界、マジカントがいちばんはじめに思いつくな。
- ちひろ
- マジカントは1でも2でも出てくる世界だよね。1のマジカントは何回も行き来した思い出があるよ。
- える
- そうそう、1でも2でも出てくるんだけど、1では何回も行き来するし、ここにいろんな謎というか不思議がつまっているからとても印象に残ってる。メロディとか。
- ちひろ
- クイーンマリーという人が歌を思い出せずにいるんだよね。
- える
- そうそう。MOTHERシリーズでは「音」が集まっていくことが物語りの進行に関係しているけれど、その音がなつかしくて、あったかくて、ちょっとせつなくて、なんともいえないような感覚を持ってるよね。
で、「歌」と「音」がどうつながるのかな?っていうのと、ここはどこなんだろうっていうのがあって、他の場所では出会わないようなキャラクターも出てくるし。 - ちひろ
- パパにつながる電話の真似をしてくれる人とか。
- える
- うん、前回話にあがったように普通はセーブをパパに電話することでやるんだけど、この世界は謎の世界だから電話とかなくて、かわりに人が電話の真似してくれるんだよね。
- ちひろ
- キャッシュカードを貸すとでかい袋くれる人とか。
- える
- マジックハーブいれる袋だっけ?
- ちひろ
- 確かマジックハーブ入れだったような。キャッシュカードを人に貸すっていうのにすごく躊躇した覚えがあるよ。笑
- える
- あとは、フライングマン!一緒に戦ってくれる戦士。見た目は鳥だけど。
- ちひろ
- そう!私、最初、敵だと思って話しかけなかったような。
- える
- 部屋に5人いて、話しかけると仲間になって一緒に戦ってくれるんだけど、無理させちゃうと傷つき倒れることもあって、そのときはすごく切なかったな。家の外にお墓が建つの。。。
- ちひろ
- 話しかけると、「アナタノ チカラニナル。ソノタメニ ウマレテキタ。」って言うんだよね。それがまた切ない。
- える
- 切ない。けど、「よろしくおねがいします!!!」って仲間になる。
- ちひろ
- そう、不思議な存在だったなー。フライングマン。
- える
- うん。
ぽえーんな「どせいさん」
- える
- 不思議な存在といえば、「どせいさん」がMOTHERの不思議代表格だよね。
- ちひろ
- うん。なんて表現したらいいか難しいけど、丸い肌色の身体で、鼻も丸くて大きい。ドラえもんみたいなひげも生えているし、まゆげも濃い。そして何より、一本のびた髪の毛に赤いかわいいリボンをしている「どせいさん」。
- える
- ほぼ日サイトでもたくさん登場してるこのキャラがどうせいさんです。
- える
- ちひろの表現すごい。笑
- ちひろ
- なんとか言葉でどせいさんを表現してみたかった。笑 でも言葉だと、あの愛くるしい感じが伝わらないような。どせいさんのあの脱力系の話し言葉がないからかな。
- える
- そうそう、脱力系の話し言葉がポイントですね。
- ちひろ
- 「ぽえ~ん」とか
- える
- 「ぼくらはいつもげんきですけど こんにちは。」とかいう。
- ちひろ
- 読んでいるだけで、力が抜けてくるそんな感じ。表示される文字も独特の文字だし。
- える
- はじめて会った人はきっと衝撃をうけるね。
- ちひろ
- 私、最初、「ゲームが壊れたのか?!」って思ったよ。笑
- える
- 笑
- える
- さすが、どせいさん。どせいさんにあう目的だけでもMOTHERやったほうがいいです。
- ちひろ
- やったほうが絶対いい。あの衝撃は忘れられない。
- える
- ふふふ。
ちょっと怖い「ムーンサイド」とちっちゃい「地底大陸」
- える
- ほかには?ちひろのオススメ場面は?
- ちひろ
- 衝撃といえば、MOTHER2のムーンサイド。
- える
- ムーンサイドって街の色が反転しちゃったみたいなのだよね? 黒+蛍光みたいな街。
- ちひろ
- そう!ずっと真夜中で、ネオンの色彩ばかり目立つの。奇妙な音楽も流れているし。そのうえ、そこにいる人たちも変な人たちばかりで、「はい」が「いいえ」で、「いいえ」が「はい」って答える。人に話しかけると、勝手にいろんな場所にワープしちゃうし、どこがどこだかわからない感じになって、どきどきしちゃう世界なんだ。
- ちひろ
- 子どもの頃やっていたら、絶対怖いって思っていたと思う。笑
- える
- 私、怖いって思った。子どもよりちょっと大きいくらいになってたけど、やったとき。怖い夢みたいな印象。
- ちひろ
- そんな感じ!早く終わってほしいって絶対思ったと思う。でも、私は大人になってやったから、なんだか普通の世界でも、ふとした瞬間にこんな裏側もあるんじゃないかなって思ったら、おもしろいって思えたんだ。
- える
- いつもとちょっとちがう、裏側って言う意味ではおもしろいね。
- ちひろ
- うん。裏側ってどんなところにもあるんだろうなって思えた。街にいる人に「ハロー!そしてグッバイ!」って言われるのも、会ってすぐさよならって人生早いとそんな感じって思ったんだ。
- ちひろ
- ほかに好きだったのは、同じMOTHER2の地底大陸!
- える
- おぉ。すっごくちっちゃくなっちゃう世界ね。
- ちひろ
- そう!この世界は来た瞬間に体が小さくなって、画面上でもすごく小さく表示されてて、最初どこにいるか自分でわからなかったよ。
- える
- ゲームボーイとかなつかしのスーパーファミコンでやると画像がちゃっちい感じでまたいい味だよね。
- ちひろ
- うん。すごくちっちゃいの。RPGってフィールド上では一定の大きさっていうルールみたいなのが自分の中にあって、それが壊された感じ。
- える
- たしかにRPGの常識をくつがえす小ささだ。
- ちひろ
- うん。そういう「当たり前」だったところが当たり前じゃなくてよかったんだなーってところが、私の中でヒットだったんだ。
- える
- MOTHERでは、ふつうの中に、不意をついて、そういうちょっと違うのがでてくるのが特徴かも。想像の範囲を超えすぎてなくて、身近さのなかに新鮮さがある。
- ちひろ
- うん。突拍子もないことじゃなくて、「あっ」って思うような細かいところに手が込んでいるんだよね。
- える
- そうだね。だからこうやって話題に出すと、「こんなこともあったね」「あれもかわいいね」ってなんか自分達の思い出話するみたいにMOTHERの話題でもりあがえれちゃうんじゃないかな。
- ちひろ
- うんうん。こんなにあとから盛り上がれるゲームってなかなかないよね。
- える
- そうだね。ゲームなのに、過去の記憶の一部ってすごいことだね。
- ちひろ
- うん。普通なら忘れちゃうよね。
- ちひろ
- 今までなんとなくMOTHERをやってこなかった私だけど、えるの影響もあって、MOTHERを遊んで本当に良かったと思うよ!
- える
- わー。そういってもらえると私もうれしい。これは、何年たってもみんなにオススメのゲームっていっていかなくちゃ♪
- ちひろ
- うん!もしやっていない人がいたら、私、オススメしまくるよ♪
(2009.5.22 ちひろ&える)



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