第1回 MOTEHRのすてきな世界
ジブリ映画のキャッチコピーや「ほぼ日刊イトイ新聞」で有名な糸井重里さんがデザインしたゲーム「MOTHER」シリーズ。
このゲームには中世の剣や魔法使い、勇者といったものは出てきません。
図書館や警察、デパートのある街で主人公が自転車に乗ったり、パパに電話したり、バットを武器に戦ったりと、現実と似た世界で進むゲームです。
長年気になっていて、ようやく去年MOTHERを始めたちひろと、小学生のときファミコンからMOTHERを始めたえるがMOTHERへの想いを2回にわたって語ります。
- ちひろ
- 私がMotherを始めたのは去年なんだけど、ずっと気になっていたんだよね。えるから話も聞いていたし。
- える
- お、ちひろはゲーム好きだからもっと前からやっていたかと思っていたけど、意外と最近だったんだね。
- ちひろ
- そうなんだよ。おもしろいと噂には聞いていたけれど、RPG=ドラクエとファイナルファンタジーのイメージがあって、買うところまで行かなかったんだ。それがやってみたらおもしろくて、暇をみつけてやって、この間やっと3までクリアしたよ。
- える
- RPGといえど、かなり他のRPGとは違うよね。
- ちひろ
- そう!かなり違う!一言で言えば「平和なRPG」。笑
- える
- そうそう、平和なんだよね。
- える
- たとえば、村のまわりにいる「カラス」や「へび」が何かのちからで急に凶暴になって襲ってきた=敵だったり、街でファンキーなお兄さんが襲ってきたり、でも、戦いのあとはおとなしくなるし、お兄さんもわれにかえったり。
- ちひろ
- そう。倒したりしてないんだよね。
- える
- うん、普通の状態にもどるんだよね。
- える
- さらに、武器が地下室とかにあった「ボロのバット」。これから戦いに出るのに、ボロのバットで大丈夫?!?!っと突っ込みいれたくなるよね。
- ちひろ
- 思う思う!バットで戦えないだろう!って突っ込みたかった。それもボロだし。あとで出てくる女の子のもっている武器なんてフライパンだし。
- える
- でもフライパン振り回したら、強そうじゃない?笑
- ちひろ
- でも、こう敵が出てくるっていうより、泥棒が家に入りこんだから抵抗するって感じじゃない??
- える
- そうだね、お兄ちゃんなんだからがんばって家族を守るんだ!って。
- える
- 素敵。
- ちひろ
- そう、素敵。なんだか子どものときやっていたら特に思うんだろうけど、自分のいる世界と離れていない感じが新鮮だった。
- える
- うん。私初めてやったの小学生だったから、RPGというかファンタジーみたいな感じかな。自分でプレイしているんだけど、映画とか冒険の本を読んでるみたいな。
- ちひろ
- わかるわかる!これは出た当時にやっておけばよかったなーって思ったよ。えるがうらやましい。
- える
- ふふ。
- ちひろ
- 近くにあるバットを持って、よく見かけるカラスが襲ってきたからおとなしくさせて、オレンジジュースで回復させてって自分のまわりでも起こりそうだもん。
- える
- そうだね。ちゃんとお金は銀行のディスペンサーで下ろすしね。
- ちひろ
- それにセーブが、お父さんに電話するっていうのがまたいい!
- える
- そうそう。ガチャンツーツーツー。
- ちひろ
- そう!ガチャンツーツーツーははまるね!
- える
- はまる。セーブするのに、お父さんに電話して、「あ、パパだ!」っていう電話で話し始めも好き。ちょっと不安だったのがやわらぐというか。
- ちひろ
- うん。心細かったんだなーって私も思った。
- える
- ね。ときどきホームシックになったりするしね。そんなときはママに電話。
- ちひろ
- そう。ママが「大丈夫?」って言ってくれるんだよね。
- える
- うん。やっぱりママも大切だよね。ゲームなんだけど、そういうちょっとしたところが本物っぽい。
- ちひろ
- そう!主人公=絶対的に強いんじゃなくて、どこか自分と似ている子、もしかしたら自分かもってところがいいんだよね。。
- える
- そうそう。他のRPGよりもよりそれを感じるね。
- ちひろ
- 街もどこか知らない街じゃなくて、道路もあるし、自動車もあるし、デパートがあるっていうのがおもしろかった。
- える
- 街といえば、MOTHER2は、街の名前に1,2,3,4って入ってるんだよ!Onett、Twoson、Threek、Fourside。
- ちひろ
- おおおおお!そういうことだったのか!今知った。1の街の名前がアメリカの祝日の名前っていうのは知っていたけど。
- える
- へへ。
- ちひろ
- すごいなー。そんなのことも隠されたんだ。
- える
- そして実は、Foursideかな、街の中に「MOTHER3開発中」みたいな看板がたってて、私はそれを信じてずーーーーーと待ち続けていた。MOTHER3が出るのを。笑
- ちひろ
- MOTHER3出るの、結構後だったんだよね。私は一度にやってしまったからわからなかったけど。
- える
- 10年以上経ってたかな?
- ちひろ
- そんなに?!待ちに待ったって感じだったんだね。
- える
- そうだよーーー。大騒ぎ。
- える
- MOTHERが1989年、MOTHER2が1994年、MOTHER3が2006年。MOTHER歴17年だよね。単純に考えたら。
- ちひろ
- そうだね。える、長いなー。私なんてMOTHER歴1年だし。笑
- える
- 長いねー。子供のころやって、大人になってもやって。いや、でも今からでも絶対やったほうがいい。名作ですよ。これは。
- ちひろ
- うん。そう思う!大人になってからでも十分おもしろかったよ。
- える
- 大人になってやると「せつない」がわかる気がする。あの赤い画面みただけでせつなくなるよ。
- ちひろ
- うん。「せつない」っていうのは大人になってからの方がわかるかも。おもしろいは子どもも大人もだけど。
- える
- うん。なので、子どものころも大人なころもやったほうがいいです。
(2009.5.15 ちひろ&える)



ちひろ
える
